シャルマンの強みDIGITAL × CRAFTMANSHIP

デジタル×クラフトマンシップ

精密加工技術とニュアンスを形にする力。
私たちはメガネフレーム生産で培ったハード / ソフト両面の強みをもって、医療の鋼製小物事業に参入しました。

ハード面では、難加工材であるチタンを5軸マシニングセンタでミクロン単位の精度で削り出し、熱影響を最小限に抑えるレーザ接合で強固かつ繊細な接合を実現します。デジタルベースのハイテク加工により、術者が求める精密な形状を正確に再現する基盤を国内工場に有してます。
ソフト面では、私たちは長年「掛け心地」という数値化できない繊細な要素を追求し、製品に落とし込んできました。この知見を活かし、術者の手に馴染むグリップ感、滑らかな可動、意図通りの力を伝えられる操作性など、数値だけでは表現できない「ニュアンス」の部分を「人の手」によって最終的な製品に仕上げます。

術者の理想を形にする、最先端テクノロジーに匠の技を加えた「デジタル×クラフトマンシップ」。
それは祖業の顔に寄り添う技術を活かして行う、手術に寄り添う新しいものづくり。それが私たちの強みです。

形を生み出す

稲村式前嚢鑷子の先端では、セレーション形状一つ分の幅は0.08mm(80㎛)で設定されています。
日本人の平均的なまつ毛の太さが0.10~0.15mmと言われているので、それよりも狭い幅の中に山が加工され、かみ合わせが実現できているというイメージになります。

この繊細な形状を可能にしているのが、右の機械になります。
刃物が動く縦横高さのX-Y-Zの3軸に、加工物のテーブルが回転と傾斜の2軸を追加した、5軸マシニングセンタ(5軸MC)と呼ばれる高精度な加工を行える切削加工機によって実現しています。

組み立てる

レーザによる接合

一般的なアーク溶接に比べ、レーザ自体が高エネルギーなものを更に集光しているので、熱影響範囲は極小となり、最小限の溶接面積により熱で素材の組成を損なわずに接合することができます。

極小の面積で接合可能であり、接合の熱による変形や劣化などを最小限に抑え込めるため、微細な部品同士の接合ができます。また、鈍ったり、脆くなったりする組成の変質リスクをミニマムにできます。

レーザ接合 概略図

レーザによるネジかしめ

溶接ができない素材同士のつなぎ止めや、ハサミや持針器などの支点となる箇所にはネジを用います。
ネジは抜けないようにネジ先端を力によってつぶして留める「かしめ」という技法が一般的です。昔ながらのシンプルなやり方なのですが、つぶす力の加減によってきつくなったり、ゆるくなったりバラついてしまう欠点があります。

レーザ前
レーザ後
仕上後

シャルマンの鋼製小物では、そのバラつきをなくす条件管理のためにレーザ接合によって留めています。

レーザによる滑り止め

レーザは切断や溶接だけでなく、刻印のノウハウを応用した滑り止め加工(クロスMAX)にも用いています。

厚みが薄い製品への加工であったり、細いまつ毛を切らさずに把持する繊細な加工は切削などの刃物で行うことが難しく、レーザ加工ならではの滑り止め加工になります。

クロスMAX製品はこちら:   眼科  脳神経外科

 

仕上げる

工程はタブレットを介して進捗管理され、納期の品質を保つ仕組みが導入されています。
仕上スタッフはISO13485:2016に則って修練度に応じて力量を評価され、その能力に応じて担当する製品が選定されています。
組み立てにおいては注意すべきポイントが記された作業要領書に従って作業し、工程ごとに検査項目が設定された検査書のチェック項目を確認しながら行うことで、品質を担保していきます。

私たちのものづくりは、個の能力に依った工芸品ではなく、機械加工と人の手が共奏する高品質な工業製品であることを目しています。私たちは、そのための仕組みと環境を整備し、常に均一で信頼できる製品をお届けしています。

国内工場だから修理は3週間

私たちは生産の拠点を国内の工場に有しているため、修理の期間をお見積りご承諾後3週間を目処にしたご案内をしています。 お問い合わせやお見積りは、カスタマーサービスにて承っています。